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2021.03.25
土地は保有しているだけで管理の手間や、固定資産税や都市計画税、維持管理費用等の費用が発生します。
これらの費用は毎年かかってくるものなので、土地を持ち続ける期間が長いほど費用がかさんでいきます。
土地は資産ではありますが、遊休地や空き地のまま放置しているだけだと、毎年の支出のせいで結果的に赤字になってしまうことも少なくありません。
土地を持っているけれど放置したままだという方は、ぜひこの機会に土地の有効活用を検討してみてはいかがでしょうか。
土地の維持費や管理の手間を少なくするためには、大きく2通りの方法があります。それは土地の売却か土地活用です。
ここでは、それぞれのメリットやデメリットを解説します。
土地を持っているけれど使う予定がないという場合は、早めに土地を売ってしまうことがおすすめです。
土地を売るメリットとデメリットを紹介します。
土地を売ることで、売却金額が現金で手に入ります。その現金で株や外貨建て資産を購入することにより、資産の組み換えが可能になります。
また、土地を手放すことになるため、固定資産税や都市計画税といった税金や維持管理費に頭を悩ませることもなくなります。
土地を売ると、もちろん土地の所有者が自分ではなくなります。そのため、今後家を建てたり、アパートを建てたりするなどの土地を活用するチャンスを失ってしまいます。
また、土地を売却する際には、不動産会社への譲渡所得税や仲介手数料や測量費、印紙税といった費用が発生します。
そのため、売却金額全てが収入になるわけではない点には注意が必要です。
遊休地や空き地の上にアパートや戸建住宅、駐車場を建設して土地活用をするという方法もあります。
土地活用ならではのメリットやデメリットを紹介します。
アパートを建てると賃料収入が、駐車場を作ると駐車料金が収入として入ってきます。そのため、ただの空き地や遊休地でも収入源とすることができます。
毎年の維持管理費や税金もこの収入で支払うことが可能です。
また、賃貸経営をする場合だと、土地にかかる固定資産税や相続税を軽減することができます。
固定資産税に関しては、「住宅用地の特例」という措置を活用して最大6分の1に、相続税に関しては「小規模宅地の特例」措置を活用して最大80%分を節税することができます。
そのため、いずれ土地を相続することを考えている場合には、賃貸経営をして土地の相続税を軽減しておくという手もあります。
土地活用を始めるにあたって初期費用が発生します。
特に住宅を建てる場合、自己資金だけでなくローンで資金を借り入れることも想定して、資産運用の計画をたてる必要があります。
建築した物件は利用されて初めて収益を生みます。例えば、アパートを建てても入居者が集まらなければ、収益が出ず赤字になってしまう可能性もあります。