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2024.08.28

不動産投資は「40代から」では遅すぎる?リスクを抑えながら不動産に投資する方法も紹介

不動産投資は「40代から」では遅すぎる?リスクを抑えながら不動産に投資する方法も紹介

不動産投資は、40代から始めても十分に成功のチャンスはあります。40代で不動産投資を始める場合の懸念点や注意点、そして失敗しないためのコツを解説します。

「不動産投資をやってみたい」…40代夫のひと言に、強烈な“妻ブロック”炸裂

最近、資産運用に興味を持つようになった男性Aさん(仮名・43歳既婚)。一口に投資といっても様々な種類がありますが、なかでも気になったのは不動産投資でした。

 

不動産投資であれば、株やFXのように値動きを気にする必要がないので、忙しい会社員におすすめ。ローンを組むときに団信へ加入するので、自分に万一のことがあっても家族に不動産を残してあげられる。確定申告で所得税や住民税などが節税できる等々。

 

これらに惹かれて、妻に「不動産投資をやってみたいんだ」と切り出しました。

 

しかし妻の反応は…。

 

「何を言っているの!」

「投資金額が大きすぎ! そんな大金、どうやって捻出するつもり!」

「私たち、これからどんどんお金が出て行くの! 家のローンもあるし、子どもの大学進学だって控えているのよ!」

「これからまたローンを組むの!? あと何年働けると思っているの!」

 

怒涛のような反対を受け、Aさんは口を挟む隙もありません。

 

とどめは「そもそも、40代から不動産投資って遅すぎるんじゃないの!?」。

 

43歳のAさんにはもう、チャンスがないのでしょうか?

「40代からの不動産投資」は遅くない

結論から言うと、40代からの不動産投資は決して遅くはありません。むしろ40代になってからのほうが有利な点も多々あるのです。例えば20代や30代に比べて給料水準が高いため、資金力があります。また、信用力があるので金融機関の融資を受けやすいという強みもあります。

 

不動産投資ローンには、少ない自己資金で大きな投資ができたり、手元に資金を残せたりするなど、さまざまなメリットがあります(詳しくは『ローンを活用して「不動産投資」をするメリットとは?ローンを活用しない「少額の不動産投資」についても解説』を参照)。

 

不動産投資で安定した収益を上げるには、適切な物件選びと入念な資金計画が欠かせません。ここからは不動産投資を成功に導く3つの重要なポイントを紹介します。

 

【ポイント1】投資目的を明確にする

不動産投資を始める前に、自分の投資目的を明確にすることが重要です。以下のような投資目的を定めることで、適切な投資戦略を立てることができ、効果的な不動産投資が可能になります。

 

1-1. 長期的な資産形成

不動産は長期的に保有することで、資産価値が上昇する可能性があります。将来的な資産形成を目指す人には、長期的な視点での不動産投資がおすすめです。

1-2. 安定した賃貸収入の確保

不動産を賃貸に出すことで、安定した収入を得ることができます。定期的な賃料収入を得たい人には、賃貸物件への投資が適しています。

1-3. リスク分散のための投資先の多様化

株式や債券など、他の投資商品と組み合わせることで、投資リスクを分散できます。資産運用のバランスを考えている人は、不動産投資を組み入れることをおすすめします。

自分の投資目的をはっきりさせたら、それに合わせた投資戦略を考えましょう。たとえば、長期的な資産形成が目的なら、優良な立地の物件を選び、長期保有を前提とした投資計画を立てます。安定した賃貸収入を目指すなら、需要の高い地域で、賃貸需要の見込める物件を選ぶことが大切です。

投資目的を明確にし、それに沿った戦略を練ることで、40代からでも効果的な不動産投資を始められます。

【ポイント2】物件選定

不動産投資で成功するためには、適切な投資物件を選ぶことが極めて重要です。物件選定の際は、以下の点を総合的に判断しましょう。

 

2-1. 立地条件

物件の立地は、不動産投資の成否を大きく左右します。交通の利便性が高く、周辺に商業施設や教育機関などがある人気エリアの物件は、賃貸需要が高く、安定した収益が見込めます。

2-2. 築年数

建物の築年数は、物件の状態や将来的な修繕費用を考える上で重要な要素です。築年数が浅い物件は設備が充実しており、入居者のニーズに合っていることが多いですが、価格が高くなる傾向があります。一方、築年数が経過した物件は、価格は低めですが、修繕費用がかさむ恐れがあります。

2-3. 予想家賃収入

物件の収益性を判断する上で、予想家賃収入は欠かせません。周辺の賃貸相場と比較して、適正な家賃設定がされているかを確認しましょう。また、空室リスクについても考慮する必要があります。需要の高いエリアでも、家賃が高すぎると、空室が長期化するリスクがあります。

 

以上の条件を慎重に検討し、収益性の高い物件を見極めることが重要です。不動産投資は専門的な知識が必要となるため、経験豊富な不動産投資の専門家に相談することをおすすめします。専門家のアドバイスを参考に、自分の投資目的に合った物件を選定しましょう。

 

【ポイント3】無理のない資金計画

不動産投資を長期的に成功させるためには、無理のない資金計画を立てることが不可欠です。以下の点に注意して、適切な資金管理を行いましょう。

 

3-1. ローンの返済額

不動産投資では、多くの場合、ローンを利用することになります。ローンの返済額は、金利変動リスクを考慮して設定する必要があります。金利上昇によって返済額が増加し、収支が圧迫される可能性があるため、余裕を持った返済プランを立てることが重要です。

3-2. 維持費

不動産を保有する際は、修繕費、管理費、固定資産税などの維持費がかかります。これらの費用は、物件の築年数や状態によって異なるため、事前に十分に調査し、収支計画に織り込んでおく必要があります。

 

3-3. 余裕資金の確保

不動産投資では、想定外の支出が発生するリスクがあります。たとえば、突発的な修繕や、空室の長期化による収入減少などです。これらのリスクに備えるために、一定の余裕資金を確保しておくことが賢明です。

 

不動産投資を行う際は、総支出を正確に把握し、安定した収入で賄える範囲内で投資を行うことが大切です。無理のない資金計画を立てることで、長期的に安定した不動産投資を続けることができます。

 

不動産投資は大きなリターンが期待できる魅力的な投資方法ですが、同時にリスクも伴います。投資目的を明確にし、適切な物件選定と資金計画を行うことで、リスクを最小限に抑えながら、不動産投資に取り組むことができます。十分な準備と知識を持って、不動産投資にチャレンジしてみましょう。

不動産投資は無理かも…と思ったら、不動産クラウドファンディングがおすすめ

ただ、初期投資や運営にかかる手間を考えると、本格的な不動産投資のハードルが高いと感じる人も多いでしょう。そんな人にお勧めなのが「不動産クラウドファンディング」です。インターネットを介して多数の投資家から資金を集める不動産クラウドファンディングは、次のような特徴を持っています。

 

少額投資が可能

不動産クラウドファンディングの最大の魅力は、少額から投資できる点です(案件によっては一口1万円~)。初期投資額のハードルが低いため、大きな資金を持たない人でも気軽に不動産投資の世界に足を踏み入れることができます。

 

物件管理の手間が不要

物件管理は、経験豊富なプロフェッショナルが担当します。したがって、不動産投資が初めての方でも、管理の手間を気にすることなく投資に専念できるという安心感があります。

 

物件情報の透明性

投資対象となる物件情報はすべて公開されており、選定は運営会社によって行われます。これにより、投資家は自ら時間を割いて物件を探す必要がなく、提供される情報を基にして意思決定を行えます。

 

時間をかけずに投資可能

忙しい日常を送る人でも、不動産クラウドファンディングなら効率的に資産形成を進めることが可能です。インターネット上で手続きが完結し、時間や場所を選ばずに投資活動を行えるため、仕事や家庭との両立がしやすいのが特徴です。

40代からでも「資産形成の第一歩」は遅くない

40代から不動産投資を始めるのは決して遅くありません。自分に合った投資方法を選び、リスクとリターンを考慮しながら、資産形成への第一歩を踏み出しましょう。不動産クラウドファンディングは、40代から始める不動産投資の有力な選択肢の一つです。

 

40代から不動産投資を始めることで、将来に向けた資産形成の土台を築くことができます。老後の生活を豊かにするためにも、今から行動を起こすことが大切です。年齢は関係ありません。自分のペースで、着実に不動産投資に取り組んでいきましょう。

 

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この記事を書いたスタッフ

OWNERS.COM編集部